2015年10月22日木曜日

山田洋次監督からお手紙をいただきました。

 映画監督の山田洋次さんから、今月31日より妙光寺にて開催される写真展へお手紙を頂きました。ご紹介いたします。



長崎原爆写真展に寄せて


 ジョー・オダネルの写真展が、妙光寺で催されることに、心からの賛意を表します。
 12月上旬に封切られるぼくの最新作『母と暮せば』は、原爆で息子を失った母親(吉永小百合出演)と息子(二宮和也出演)の物語です。この作品を製作するにあたって、ジョー・オダネルの写真を何辺眺めたかわかりません。
 アメリカの市民がパールハーバーをいつまでも忘れないように、ぼくたち日本人は長崎と広島を永遠に記憶し続け、ぼくたちの国が二度と戦争をする、戦争に参加するというようなことをしたくないためにこそ、「憲法九条」があることを、確認し続けたい、としきりに思う今日此頃です。
 写真展の成功を心から祈ります。

                                                      山田洋次




山田監督からのお手紙

ジョー・オダネル『ナガサキ写真展』は、10月31日(土)~11月8日(日)まで開催いたします。
11月1日(日)14時開演のギターコンサートもまだお席がございます。

みなさまのお越しをお待ちしております。


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