長崎原爆写真展に寄せて
ジョー・オダネルの写真展が、妙光寺で催されることに、心からの賛意を表します。
12月上旬に封切られるぼくの最新作『母と暮せば』は、原爆で息子を失った母親(吉永小百合出演)と息子(二宮和也出演)の物語です。この作品を製作するにあたって、ジョー・オダネルの写真を何辺眺めたかわかりません。
アメリカの市民がパールハーバーをいつまでも忘れないように、ぼくたち日本人は長崎と広島を永遠に記憶し続け、ぼくたちの国が二度と戦争をする、戦争に参加するというようなことをしたくないためにこそ、「憲法九条」があることを、確認し続けたい、としきりに思う今日此頃です。
写真展の成功を心から祈ります。
山田洋次
山田監督からのお手紙 |
ジョー・オダネル『ナガサキ写真展』は、10月31日(土)~11月8日(日)まで開催いたします。
11月1日(日)14時開演のギターコンサートもまだお席がございます。
みなさまのお越しをお待ちしております。
0 件のコメント:
コメントを投稿